塩を美味く食べる鍋〜ピェンロー鍋〜
手間 ☆☆☆★★
難しさ ☆☆★★★
ご馳走度☆☆☆☆★
新年明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします!
というわけでくまさんです。
今年の抱負は
「夏に上半身裸でキャンプをする」
です!!
バッキバキに身体仕上げるぞ〜。
てなわけで、一発目はダラダラしたい三が日にぴったりな鍋物でいきたいと思います!!
「少年H」で有名な妹尾河童さんのエッセイで紹介されていた「ピェンロー鍋」でございます。
ちょっと、細かなアレンジはしてますが、美味しさにびっくりすること請け合いです。
それでは、ピェンロー鍋、作っていきます!
■用意するもの(2人分)
・ピェンロー鍋
乾燥椎茸…40g
鶏肉…400g(もも推奨/でも何でも可)
白菜…1/4玉
しらたき…適宜(本当は春雨推奨)
乾燥昆布…2片
水…300cc
料理酒…200cc
ごま油…大さじ4
・調味料
塩…適宜(精製塩でOK/細かい物推奨)
粉唐辛子…適宜(粉推奨)
ポン酢…適宜
粉山椒…適宜
というわけで、まずは下準備してきます。
乾燥椎茸1袋(40g)程度を水で戻します。
乾燥椎茸を見ると世界戦前の鷹村さんを思い出すのは私だけでしょうか。
水(分量外)は300〜400cc程度使います。
この状態で、一晩かけて戻していきます。
翌朝、しっかりと戻ってました。
この椎茸出汁がピェンロー鍋の肝です。
絶対に捨てないでください。
そしたら椎茸を取り出して
軸と傘を切り離します。
傘は、半分に切り分けます。
切り終えたら椎茸出汁に戻しておきます。
これで椎茸の下準備完了。
その他の具材はこちら!
白菜、鶏肉、しらたきです。
妹尾さんは春雨で作られてましたが、糖質が高いのでしらたきにチェンジ!!
でも絶対春雨の方が美味しいんだよなぁ…。
ちなみに鶏肉は手羽肉でございます。
くまさんは下味欲しい派なので
鶏肉には塩胡椒ふっておきます。
後は白菜をカットしていきます!
根元の部分は落として
芯の厚い部分は細めに
葉の部分は太めに切り分けます。
これで下拵え完了!
鍋に乾燥昆布を2片入れていきます。
これもオリジナルでは書いてませんが、個人的にグルタミン酸も欲しいところです。
そこに椎茸と戻し汁を入れていきます。
さらに水を300cc加えて弱火で煮ます。
ある程度フツフツしてきたら料理酒200cc加えます。
市販の料理酒は塩分が添加されているので、これでうっすら味がつきます。
さらに鶏肉も投入!
煮立ってきたらアクをしっかり取り除きます。
アクが取れたら5分ほど煮込みます。
鶏肉に火が入ったら、白菜の芯を投入!
蓋をして弱火で10分程また煮込みます。
10分経つとこんな感じ。
そしたら今度は白菜の葉を山盛り入れていきます。
パンパンだなぁ…。
ごめん、しらたき
君は今回入れるのを諦めたよ…。
その代わり、ニンニク入れよう!
入れたら絶対美味しいよ。
にんにく散らしたら蓋をしてまた10分弱火で。
10分経つと白菜もしんなりしてきました。
仕上げにごま油を大さじ4入れます。
一気に美味しそうな香りが広がります。
これで完成です!
うん、見た目はシンプルね。
盛り付けるとこんな感じ!
んで、食べ方がまたポイントなんです。
塩と唐辛子で食べます。
一応味変用にポン酢も用意。
お皿によそって
塩と粉唐辛子をお好みの量振ります。
いざ、実食!いただきます!!
…
……
衝撃的に美味いぞ、コレ
何これ、何これ。
いや、意味は分かる。
椎茸のグアニル酸、昆布のグルタミン酸、鶏肉のイノシン酸と、3大旨味成分盛大にブチ込んだ出汁に塩入れたら一気に旨味が立体的になって襲ってくる、それは流石に料理素人のくまさんでも知ってる。
でも、その理屈が火の玉ストレートで口に旨味をバチコンバチコン放り込んで来る様は最早痛快。
粉唐辛子もメチャクチャ良い仕事してます。
これ塩の分量変えると味わい変わるのが凄い。
てか、これ塩を美味しく食べる鍋だと思いました。
一応味変のポン酢は粉山椒を振りました。
こっちの方がむしろ優しい味わい。
悪くはないし、美味しい。
でも塩の旨味のバイオレンス具合に比べると可愛いもんですわ。
新年ド頭から良いもん食いました!
人間より、美味しかったです!!
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