北京風酢豚
手間 ☆☆☆★★
難しさ ☆☆☆★★
ご馳走度☆☆☆★★
どうも、くまさんです!!
この前、友人と酢豚のパイナップルは有りか無しか、という5年間位同じ個室に閉じ込められ続けた挙げ句に出てくるような話をしてました。
結論は2人とも実は同じで
「パイナップルうんぬんの前に、そもそも酢豚の野菜は不味い。玉ねぎもなんかシャリシャリしてるし、全体的に硬い。」
というところでした。
でも、実は2人が話してた酢豚というのは広東風酢豚の事なんです。
いわゆる一番メジャーな、酢豚と言われて思いつく、野菜ゴロゴロ、パイナップルゴロゴロ、ケチャップドバー、が広東風です。
対して北京風の酢豚、というのもあります。
これはシンプルに揚げた豚肉を黒酢あんで包み、白髪ネギを乗っけただけ、という料理です。
そしてくまさんは北京風の酢豚は大好きなんです。
これらの違いは北京と広東の位置関係が大きく影響してるようです。
北京はその名の通り北の方にあるので、あんまりフルーツが豊かに採れるわけではないので、シンプルな豚肉だけの酢豚に。
広東は南の方にあるので、フルーツが豊富に採れる為、具沢山の酢豚になったようです。
お勉強はこれくらいにして、今回は北京風の酢豚を作っていきましょう!
・用意するもの(2人分)
漬け込み肉
豚ヒレブロック…300g〜400g
酒…大さじ2(紹興酒おすすめ)
鶏ガラ出汁…大さじ1
衣
片栗粉…大さじ4
水…大さじ4
ごま油…小さじ1
黒酢あん
生姜…1/2片
長ネギ…白い部分1本
黒酢…大さじ2
きび砂糖…大さじ2
醤油…大さじ1
酒…大さじ1(紹興酒おすすめ)
水…大さじ2
片栗粉…小さじ1
仕上げ
チューブにんにく…適宜
輪切り唐辛子…適宜
とりあえず切るのはこいつらです!
シンプルですね。
長ネギはみじん切りにします。
5cm程残しておいて白髪ネギを作りましょう。
お次は生姜をみじん切りにします。
千切り→みじん切りの手順です。
豚ヒレブロックは2cm幅くらいに切ります。
ザクザクとね。
そしたら一つ一つの肉の片面に
1cm程の深さの切り込みを5mm幅で入れます。
これによって火が通りやすくなり、肉が硬くなるのを防ぎます。
切った肉はジップロックに入れて
お酒と鶏ガラ出汁で20分程漬け込みます。
暑い時期は冷蔵庫で。
漬け込んでる間に黒酢あんを作ります。
使うのは↑こんな感じ。
きび砂糖じゃなくても三温糖や黒砂糖でもOKです。
ネギと生姜に調味料を混ぜたら
最後に片栗粉を入れてかき混ぜます。
これで黒酢あんは準備完了!
衣もボウルに片栗粉、水、ごま油を入れて
混ぜ混ぜしていきます。
ダイラタンシー現象で遊べる位のゆるさです。
そしたら漬け込み終えた肉を衣液と絡めます。
ほっとくと、片栗粉が固まるのでかき混ぜてから肉を入れましょう。
衣を纏えば揚げる準備完了です!
ごま油を深さ1cm程度に張り
中火で熱していきます。
油から煙が出た瞬間に肉を入れていきましょう。
表を1分半、裏返して1分半で一度バットに上げます。
10分程置いて、余熱で中まで火を通します。
10分後にまた2度揚げをします。
今回は、表裏で45秒ずつ位でOKです。
衣が濃い狐色に変わります。
これで揚げ豚肉の完成です。
ここから最後の仕上げです。
鍋にごま油をひき、チューブにんにくと鷹の爪を少々入れて熱します。
香りが立ったら黒酢あんを投入!
中火でグツグツ煮ていきます。
泡立って沸騰してきたらすかさず肉を投入!
素早く黒酢あんと絡めていきましょう。
全体に黒酢あんが行き渡ったら完成です。
盛り付けるとこんな感じ。
今日のメニューは上から
・くらげサラダ
・玉子チャーハン
・北京風酢豚
です。
いやー、結構美味しそうにできました。
いざ、実食!!
…
……
これだよ!これ!!
美味しいわぁぁぁ!!
コクのある黒酢が染み渡り、適度な酸味が豚肉を爽やかに仕上げてます。
豚ヒレは2度揚げのお陰で柔らかく、絶品でございます。
やっぱ北京風酢豚は美味しいなぁ。
で、小ねぎと玉子のチャーハンも美味しかった。
創味シャンタンと塩胡椒だけで作ったけど、高級中華屋のチャーハンみたいです!!
一緒に食べても当然美味しい!!
満足でございました。
人間より、美味しかったです!!